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ケーララ壁画、インド大統領官邸の博物館で常設展示に

2026년 10월 10일 오전 02:590

ケーララ壁画が、インド・ニューデリーにあるラーシュトラパティ・バワン(Rashtrapati Bhavan、インド大統領官邸)博物館の常設展示に加わった。マラヤーラ・マノラマ系のニュースサイト、オンマノラマ(Onmanorama)によると、壁画家で映画の美術監督でもあるバサント・ペリンゴデ(Basanth Peringode)氏の作品が同博物館に恒久設置され、一般に公開されている。

ケーララ壁画が大統領官邸博物館の常設作品になった

ペリンゴデ氏は、ラーシュトラパティ・バワン博物館の常設作品を手がける作家として、インド全土から選ばれた少数の芸術家の一人だ。ラーシュトラパティ・バワンはインド大統領の公邸で、博物館はその敷地内にある。オンマノラマによれば、同氏は制作のため大統領官邸の敷地内に数日間滞在し、博物館当局の直接の監督のもとで作品を仕上げた。

完成した作品はすでに公開されている。オンマノラマは、大統領官邸には毎日数千人が訪れると伝えている。

ドラウパディ・ムルム大統領が作家と直接面会した

ドラウパディ・ムルム(Droupadi Murmu)大統領は、インドの美術と文化への貢献をたたえるため、ペリンゴデ氏と直接面会し、作品への謝意を伝えた。記事に添えられた写真には、ラーシュトラパティ・バワンで同氏の壁画を見る大統領の姿が写っている。オンマノラマは、ケーララの伝統美術が全国的に存在感を高めていることを示す出来事だと位置づけた。

バサント・ペリンゴデ氏の経歴

ペリンゴデ氏はケーララ州クッタナード(Koottanad)のペリンゴデ出身で、伝統壁画、教育、映画の三つの分野で活動してきた。カーラディ(Kalady)にあるシュリー・シャンカラーチャーリヤ・サンスクリット大学(Shree Sankaracharya University of Sanskrit)で教員を務めた経歴を持つ。インド映画界では、美術監督やプロダクションデザイナーとして数多くの作品に携わってきた。

同氏の作品はインド国内外の数々の展覧会で紹介されてきた。インド各地の主要空港の美化事業にも絵画が採用され、空港を行き交う旅行者が地域の伝統に触れる機会になっている。

ケーララ壁画とはどのような伝統か

ケーララ壁画は、南インドのケーララ地方の寺院や宮殿の壁に描かれてきた伝統的な壁画様式だ。題材は主にヒンドゥー教の神話や叙事詩の場面である。黄土色、赤、黄、緑といった温かみのある土の色、くっきりとした輪郭線、装飾性の高い人物表現が特徴とされる。伝統的には天然素材から作った顔料が使われてきた。

今回の設置は、寺院の壁で受け継がれてきた様式を国立の博物館という場に移した例といえる。なお、オンマノラマの記事は作品の題材や点数、大きさには触れていない。

壁画ファンにとっての意味

壁画というと街の壁に描かれたスプレーアートを思い浮かべる人も多いが、壁に描く絵の世界はそれよりずっと広い。ケーララ壁画は宗教と宮廷の文化の中で受け継がれてきた伝統であり、いまは国立博物館が依頼した公共作品として来館者を迎えている。

作家の歩みも興味深い。寺院様式の絵画から映画のセット、空港の壁まで、同氏の仕事は性格のまったく異なる空間にまたがっている。ギャラリーからの依頼、街の壁画、商業案件を行き来する現代のストリートアーティストの働き方と重なる部分もある。

鑑賞のポイント

ラーシュトラパティ・バワン博物館を訪れる際は、ケーララ様式の特徴である力強い輪郭線、温かな土の色、緻密に装飾された人物に注目するとよい。インドの空港を利用する旅行者は、地域の伝統を取り入れた壁画を探してみるのもよいだろう。ただし記事には、作品が設置された空港の名前は記されていない。

旅先で見つけた壁画を撮影したら、Wallscapeのマップに投稿して場所をほかの人と共有できる。

出典: Onmanorama

原文を読む— Onmanorama (Malayala Manorama)