グラフィティニュース

香港、トイレの落書きに実刑回避の初判決

2026년 8월 24일 오후 12:030

香港の裁判所、トイレの壁の落書きに実刑ではなく保護観察18か月

香港の西九龍裁判所は2026年8月12日、商業施設のトイレの壁に反政府的な文言を書いた梁啓楽(レオン・カイロク)被告(19)に保護観察18か月を言い渡したと、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が報じた。あわせて精神科および心理カウンセリング、地域活動と講習の受講、清掃費1,500香港ドルの支払いが命じられた。SCMPは、香港の国家安全条例(Safeguarding National Security Ordinance)違反で実刑を免れた初の事例とみられると伝えている。

何を、どこに書いたのか

SCMPによると、梁被告は2025年7月17日から21日にかけて、尖沙咀の商業施設チャイナ香港シティの男性用トイレの壁に反政府的な文言を書いた。使ったのはマーカーペンである。カナダの放送局CP24が伝えたAFPの報道によれば、書かれた文言には「光復香港、時代革命」という抗議スローガン、卑猥な言葉、そして香港行政長官の李家超氏に向けた文言が含まれていた。

マーカーペン1本に、性質の異なる二つの法律

この事件では、同じ行為に対して性質のまったく異なる二種類の法律が適用された。SCMPによれば、梁被告は器物損壊3件に加えて国家安全条例違反に問われ、裁判所は「当局への憎悪をあおった」として有罪と判断した。

二つの罪の重さは大きく異なる。損壊への賠償は清掃費1,500香港ドルである。一方、CP24によれば国家安全条例違反の法定刑は最高で禁錮7年だ。刑の上限を決めたのは壁に残ったインクの量ではなく、そこに書かれた文の内容だった。

裁判官が述べたこと

CP24の報道によると、蘇惠德(ソー・ワイタク)首席裁判官は、梁被告がスローガンの指す2019年の香港の抗議当時に12歳であったことを挙げ、その意味を十分に理解していなかった可能性があるとした。オンライン上の内容に影響を受けた可能性にも触れた。裁判官は、表現の自由は存在するがそれは「相対的」なものだと述べた。

SCMPは、梁被告の良好な経歴、若年であること、そして行為の影響が限定的だったことが「例外的な事情」として認められたと伝えている。梁被告には自閉スペクトラム症があり、量刑前に4週間身柄を拘束されていた。

この判決が初の事例と呼ばれる理由

中国政府は2020年に香港へ国家安全維持法を導入し、香港は2024年に独自の国家安全条例を制定した。CP24によれば、8月1日時点で国家安全関連の犯罪で逮捕された人は415人、有罪となった人は185人である。この条例違反で拘禁刑を免れたのは今回が初めてだというのがSCMPの説明だ。

壁に書くという行為の法的な重さ

許可なく他人の壁に書くことは、香港でも他の地域と同じく犯罪である。この事件が示しているのはその先の話だ。多くの国でグラフィティを扱うのは財産に関する法律である。器物損壊、原状回復、清掃費が基準となり、刑の重さはおおむね被害額に沿う。

香港のこの事件はその計算の外にある。実際の被害額は1,500香港ドルだったが、刑の上限を決めたのは文の内容だった。壁に書くという行為の法的な位置づけが、表面や修復費用ではなく、何を書いたかによって変わるということである。

Wallscapeはこの判決の当否や香港の政治について立場を取らない。ただ、都市の壁を追う人にとって知っておく価値のある点は狭く明確だ。同じマーカーペン、同じ壁であっても、管轄が変われば適用される法律の種類そのものが変わる。どの都市の壁に今何があるのかはマップフィードで確認できる。

原文を読むSouth China Morning Post