グラフィティニュース
インドの運動、壁画と詩で犯罪文化に抗議
インド・ウッタルプラデーシュ州で、壁画と詩が犯罪文化に抗議した4日間
インドのウッタルプラデーシュ州で2026年8月11日から14日まで「ラング・デ・バサンティ(Rang De Basanti)」と名づけられた運動が展開されたと、インドのニュースX(NewsX)が報じた。詩、美術、音楽、対話を用いてZ世代に働きかけ、犯罪やマフィア文化を助長する者たちに抗議することを目的としている。運動の調整役はヴィシュワディープ・シュクラ氏である。
都市ごとに一つずつ異なる媒体を担った
ニュースXによれば、4日間は都市ごとに分けられ、それぞれ一つの表現形式が割り当てられていた。始まりはプラヤーグラージのヒンドゥスターニー・アカデミーで開かれた詩の朗読である。8月12日にはラクナウでグラフィティウォールの催しが行われ、作家たちが公共の場で壁画を描いた。8月13日にはムザッファルナガルで、共同体の融和を訴える漫画が配布され、対話の場が設けられた。8月14日には運動のテーマ曲「ダル・セ・アザディ(Dar Se Azadi)」、すなわち恐怖からの自由が州全域で発表された。
一つのメッセージを四つの形式に分けた構成である。同じ催しを繰り返すのではなく、都市ごとにその場所で届きやすい形式を一つずつ配した。
開幕には各州から詩人が集まった
プラヤーグラージの開幕で自作を朗読した詩人として、ニュースXはデリー大学のサンクシェープ・バランワル氏、マディヤ・プラデーシュ州のアビシェーク・アワスティ氏、バナーラス・ヒンドゥー大学のアカンクシャー・ブンデーラ氏、ビハール州のモラリ・マンダル氏、バリアのバジュラング・ナート氏、そしてアラハバード大学のアビジート・ミシュラ氏とムリテュンジャイ・パルマル博士の名を挙げている。
司会は作詞家のヴィナムラ・セン・シン博士、主賓は語り手のアーチャーリヤ・シャンタヌ・ジー・マハラジ氏が務めた。ニュースXはプラヤーグラージを、ニラーラーとマハーデーヴィーの文学の都市と紹介している。
朗読会にはできず、壁画にはできること
詩の朗読会は、そこへ来た人に届く。壁画は、来なかった人に届く。朗読と漫画と歌で組まれた企画の中にグラフィティウォールが一枠を占めた実務的な理由はそこにある。朗読が終われば聴衆は散るが、壁はその場に残り、同じことを言い続ける。
完成した絵を置くのではなく公開の場で描くという点も重要だ。制作そのものが催しになる。通りかかった人が足を止め、絵が現れていくのを見て、何を描いているのかと尋ねる。対話を手法の一つに掲げる運動にとって、壁を埋めていく時間はそれ自体が対話の時間である。
これは許可を得た仕事である
この運動の壁画は、組織された公開行事の一部だ。許可なく他人の壁に描くこととは法的に別の範疇に属する。道具も表面も同じでありうるが、所有者の同意の有無が両者を分ける。Wallscapeは無断での制作を勧めない。
ストリートアートを市民運動の手段に使うこと自体は新しくないが、今回の構成は際立って明快だ。詩は屋内で、壁画は路上で、漫画は手から手へ、歌はどこででも。それぞれの媒体が届く先は異なるという前提の上に組まれている。