グラフィティニュース
マッコール中心部に四季の壁画、市議会が承認
四季と野生動物を描く案が選ばれた
米アイダホ州マッコールの中心部に、四季を題材にした壁画が制作される予定だ。ルイストン・モーニング・トリビューンに掲載されたザ・スターニューズのマックス・シルバーソン記者の報道によると、市議会は9月10日、ボイシを拠点とする作家マット・サンダーマンの案を承認した。設置場所はイースト・レイク・ストリート309番地にある建物の西向きの壁だ。
採用案にはカナダヅル、キツネ、ヘラジカが登場する。作家が提出した三つの案から選ばれた。市の経済開発担当プランナー、デルタ・ジェームズは、現場での制作に約2週間かかると見込んでいる。報道は着工を控えた計画を伝えており、作品の完成や公開日を確定したものではない。
事業名は「Call for a Wall – Downtown McCall Mural」。アイダホ州を拠点とする作家が専門的に構想し、描く壁画を中心部に設ける取り組みだ。サンダーマンはアイダホ、ワイオミング、フロリダの各州で約12点の壁画を手掛けてきた。報道では2025年のワイオミング州ジャクソンの作品と、2023年のアイダホ州ナンパの2点も紹介されている。
支持が集まる一方で図案への異論もあった
採用された図案は、住民アンケートとマッコール美術作品選定委員会の双方で最も支持された。アンケートの回答は172件で、選ばれたスケッチがマッコールを最もよく表しているという意見が寄せられた。公共の場に置くイメージの選定に、住民の評価が加わった形だ。
一方、市議会への報告書は、少数ながら無視できない回答者が三つの案すべてに反対したことも記録している。ありきたりで、山小屋や山間の観光地にありがちなイメージに見えるとの批判があった。人工知能で生成したように見えるという指摘や、別の案を求める声も出た。
ジェームズは、提出物は要素を組み合わせたコラージュのような構想図であり、実際の壁画は手描きのため、より絵画的な仕上がりになると説明した。生成AIに似ているという感想は、使用を確認した事実とは異なる。図案の選定と、壁の上で表れる筆致や質感を分けて見ることが、作品を追う際の手掛かりになる。
制作費と5年間の管理条件が定められた
サンダーマンに支払う制作費は2万ドルで、マッコール市とマッコール再開発庁が1万ドルずつ負担する。建物を所有するマッコールのビッグ・レイク・プロパティーズLLCには、壁画の制作費負担はない。
所有者は代わりに5年間、壁画の維持と修繕を担う。その期間を過ぎると、壁画を塗りつぶすことが認められる。5年後の撤去が決まったという意味ではなく、維持の義務と、その後に認められる対応を定めた条件だ。街の壁画を見る側にとっても、制作時の情報とともに保存期間の取り決めは重要になる。
市が発注する壁画は今回が2件目となる。先行作品はジェイ・ラスゴーシェクによる「River Otters and Balsam Root」で、レノラ・ストリート301番地のMCPAWSスリフトストアの西向きの壁に2023年に完成した。二つの場所からは、建物の外壁が市の公共美術の受け皿になっていることが読み取れる。
場所を探す目印は西向きの壁と駐車場だ
新しい壁画の予定地は、マッコール・リアル・エステート・カンパニーの駐車場に隣接している。レイク・ストリートを挟んだ向かいには、レイクビュー・シェブロンのガソリンスタンドがある。住所だけでなく、西向きの壁という情報も現地での確認に役立つ。
ジェームズによると、アイダホ州道55号を南へ進む車や歩行者から目立つことが、場所を選んだ理由だ。事業の対象となる壁は、公共の道路、駐車場、公園のいずれかから見える必要があった。普段の移動の中で目に入ることが、街路の壁画に求められている。
鑑賞の計画を立てる際は、報道で確認できるのが予定地と制作期間の見込みである点を押さえたい。先行する壁画の住所と合わせれば、マッコールの公共美術を地図でたどる際の具体的な手掛かりになる。