グラフィティニュース
アレックス・アン・アレン、フィーバー新施設に壁画
女子バスケットボールの歴史を外壁に描く
アレックス・アン・アレンが、米国インディアナ州インディアナポリスに建設されるインディアナ・フィーバー・スポーツ・パフォーマンス・センターの壁画に選ばれた。サウスベンド・トリビューンの2026年9月10日付報道によると、サウスベンド出身のアレンは、建物北側の壁に同市の女子バスケットボールの歴史を描く。
作品名は「Unity, Legacy, Resilience」。団結、受け継がれるもの、立ち直る力を示す言葉を並べた題名で、規模は40×60フィートとなる。インディアナ・フィーバーは、女子プロバスケットボールの拠点としての都市と、チームへの敬意を表す作品だと説明している。
スポーツ施設の外壁が、その場所で育まれた競技の歴史を伝える場になる計画だ。壁画を見る際には色や構図に加え、建物の用途と題材の関係も手がかりになる。具体的な選手の肖像や試合場面が含まれるかどうかは、記事では明らかにされていない。
サウスベンドでの活動が新たな制作につながる
アレンは、大型壁画の制作と地域の壁画祭への関与を重ねてきた作家だ。同紙が引用したフィーバーの発表によると、専業の巡回壁画家として7年以上活動し、複数の州で200点を超える屋内外の壁画を手がけた。
依頼主にはブリーチャー・レポート、ゼル、ベライゾン・ワイヤレスのほか、学校や地域団体が含まれる。地元では毎年開かれる壁画祭「ミューラル・マニア」のキュレーターとしても知られる。ピア・パークに作品があり、サウスベンド・ファーマーズ・マーケットでは地元作家ローレン・スタインホファーと共同制作した。サウスベンド美術館での展示歴もある。
壁画祭、公園、市場、スポーツ施設では、作品を見る状況がそれぞれ異なる。今回の依頼は、そうした場所をまたいでアレンの表現を追うきっかけになる。ただし、過去の作品の図柄が新施設でも使われると判断できる情報はない。
州内公募には65人が応募した
アレンの選考では、州全体を対象とする公募と住民への意見募集が行われた。応募者は65人で、最終候補3人が報酬を受けて構想案を制作した。その後、公開アンケートに2,200人以上の地域住民が意見を寄せたと同紙は伝えている。
フィーバーは、アレンの案への支持が最も強く、回答者が大胆な色彩や動き、メッセージを評価したと説明した。これはチームによる結果の説明であり、記事には候補別の回答数や集計の詳細は載っていない。
街から見える作品では、完成した画像だけでなく、選ばれるまでの手順も背景の一部となる。今回は、有償での構想制作と地域からの反応という二つの段階が示されている。参加人数は分かるが、住民の意見だけで最終決定されたと断定する材料はない。
制作は2026年秋、施設開業は2027年春の予定
壁画は2026年秋に制作し、2027年春の施設開業に先立って記念行事を行う予定だ。報道時点では、採用された案と今後の工程が発表された段階にある。完成済みの壁画として訪問先に加えることはできない。
チームの説明では、鮮やかな色と重なり合う幾何学的な形が奥行きや動きを生む。アレンの幾何学的な構成と写実的な表現が、女子バスケットボールの歴史という題材に用いられる。北側外壁の作品は、インディアナポリス中心部で目を引く目印になることが期待されている。
鑑賞を考える際には、外からの見え方と施設への立ち入り条件を分けて確認する必要がある。記事に詳しい住所、鑑賞時間、入場方法の案内はない。チーム社長のケリー・クラウスコフは、選手や職員、施設の前を通る人々にとって特別なものになればとの考えを示した。ほかの街の壁画はWallscapeの地図で探せる。