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ソーサリートの階段壁画が承認、姉妹都市との縁を描く
ソーサリートの階段壁画は、姉妹都市とのつながりを中心街の公共空間に描く計画だ。The Press Democratの2026年10月12日付記事によると、市議会は10月5日、エクセルシオール階段への寄贈壁画を受け入れる案を承認した。場所はブリッジウェイ沿い、ビニャ・デル・マール公園の向かいにある。非営利団体Sausalito Sister Citiesが事業を支え、地元作家レイリーン・ゴーラムが制作を担当する。
ただし、今回の承認は完成の知らせではない。同紙によれば、主催側は残る資金を集めて来春までに階段へ絵を描くことを希望している。作品を受け入れる行政上の判断と、制作に必要な資金がそろうことは、分けて捉える必要がある。
ソーサリートの階段壁画は52段の蹴上げに描く
壁画を描くのは足を載せる踏み面ではなく、52段の間にある垂直な蹴上げ部分だ。The Press Democratは、現在の階段を灰色のセメント製と説明している。計画を見る際には、一枚の平らな壁ではなく、段ごとに分かれた面へ図柄が置かれる点に注目できる。
同紙によると、構図には西半球を示す地球を抱く二人の女性と、ワイン産地のイメージが使われる。下部に登場するのは、ノーベル賞を受賞したチリの作家ガブリエラ・ミストラルだ。ドレスのひだは、列をなすブドウ畑として表現される。上部には花で満たされたアーチがあり、その下でソーサリートの女性が地球を抱く。
この説明から作品を読む手がかりになるのは、ミストラルの衣装、地球、上部の花の配置である。記事はソーサリートの女性の名前を記していない。描かれる人物について、報道にない名前や経歴を当てはめることはできない。
ミストラルの姿がビニャ・デル・マールとの関係を示す
今回の主題は、ソーサリートとチリのビニャ・デル・マールとの姉妹都市関係だ。The Press Democratによれば、ビニャ・デル・マールは1960年に最初の姉妹都市となった。その後、日本の坂出市が1988年、ポルトガルのカスカイスが2013年に加わった。記事には、三都市すべてを描く構図だという説明はない。
日本の読者には坂出市との関係も身近な接点になるが、この作品で扱われるチリとのつながりとは区別したい。同紙は最近のビニャ・デル・マールとの交流について、女性が率いる事業や、消防機関同士の実務の共有を挙げている。南マリン消防地区が使わなくなった消防車を寄贈したことも紹介した。
公園委員会のステイシー・クレイ委員長は、作品が姉妹都市関係を表し、ラテンアメリカの作家として初めてノーベル文学賞を受賞したミストラルをたたえる点を歓迎したと同紙は伝える。こうした背景を踏まえると、二人の女性が地球を抱く構図を、都市間の交流という主題と結び付けて見ることができる。
ゴーラムには別の公共空間での仕事もある。同紙によれば、ソーサリートとマリンシティの間にあるハイウェイ101の地下道壁画「All Our Children United」をデザインした。記事が示すのはこの制作歴であり、階段壁画と技法や規模まで同じだという説明はない。
新たな公共美術の審査制度で初めて承認された
今回の壁画は、新しい公共美術方針の下で最初に承認された作品だとThe Press Democratは報じている。市議会は今年、五段階の審査手続きを採用した。委員会が公共美術の申請を検討し、市議会に提案の受け入れを勧告する仕組みだ。各段階の細かな条件までは記事に示されていない。
同紙によると、メリッサ・ブラウスタイン副市長は、新制度の活用と姉妹都市との協力が重なる点を評価した。公開意見では、Sausalito BeautifulとDowntown Sausalito Associationのキャロライン・レベルが、両団体による支持を表明した。スティーブン・ウッドサイド市長は、次の事業につながることへの期待を述べた。
これらは関係者による評価や希望として読む必要がある。ほかの公共美術事業が具体的に決まったという報道ではない。階段壁画についても、承認という手続きの進展と、今後の制作準備の双方を確認することが現在の状況を理解する助けになる。
来春の制作目標は残る寄付金にかかっている
総予算はUSD 100,000で、資金調達は続いている。The Press Democratによると、Sausalito Sister Citiesの理事ロバート・ミロスは、郡の助成金USD 5,200と寄付金USD 10,000を受け取ったと説明した。主催側は税控除の対象となる寄付を求め、残額を集めて来春までに絵を描くことを希望している。
ミロスは、一定の寄付額に応じて特定の段の支援者として認める仕組みも考えていると同紙に語った。ただし、詳細は調整中だ。記事から寄付の金額区分や確定した参加条件を読み取ることはできない。
市のコミュニティーサービス責任者ブライアン・ビタリは、階段の高圧洗浄と表面改修に向けた準備への市の支援を求められていると説明した。準備費用はUSD 8,500となる可能性があるという。これは報道された費用の見込みであり、市による支出が確定した金額として扱うべきではない。
完成前の構図は模型で確認できる
市役所内の図書館分館では、階段と壁画の12分の1模型を見ることができるとThe Press Democratは伝えている。支援者たちはこの模型を市議会の会議に持参した。制作前の段階で、階段と図柄の関係を確かめる資料になる。
周辺の公共美術を探す際は、Wallscapeの地図も利用できる。今回の作品について現地を訪ねる計画を立てるなら、報道されたのは寄贈の受け入れ承認であり、彩色の実施は今後の資金調達にかかっていることを踏まえておきたい。