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バージニアビーチ、給水塔に市初の壁画を承認
米バージニア州バージニアビーチ市の市議会が、サンドブリッジ(Sandbridge)地区の給水塔に壁画を描く計画を火曜の会議で承認した。地元紙バージニアン・パイロット(The Virginian-Pilot)が2026年8月24日に報じた。同市で給水塔に壁画が描かれるのは初めてとなる。
対象の給水塔は高さ120フィート(約37メートル)で、上部が球形。サンドブリッジ地区への主要な進入路であるサンドブリッジ・ロード(Sandbridge Road)のすぐ脇に立つ。絵が入る面は地上100フィートを超える高さから始まる。
費用の出どころがこの決定の中心にある
市議会が承認した壁画予算は7万5000ドルで、財源は市の一般予算ではなくサンドブリッジ特別サービス地区基金である。バージニアン・パイロット紙によると、この基金はサンドブリッジ地区内で徴収された税だけで積み立てられている。サンドブリッジは不動産税と短期宿泊税を上乗せして徴収し、サンドブリッジ・ビーチの砂の補充と維持管理に充てる特別サービス地区で、バージニアビーチ市内で短期貸し別荘が最も集中している地域でもある。市は、予定されている砂の補充事業の財源はすでに全額確保されていると説明している。
この仕組みは見た目以上に重要だ。公共壁画の予算をめぐる反対は、たいてい「なぜ市全体が一地区の装飾に金を出すのか」という問いから始まる。サンドブリッジの場合は、地区が自ら課している税で自らのランドマークを買う形になっており、その反論が最初から成り立たない。観光収入のある沿岸地区であれば、そのまま真似できる方式である。
要望を出したのは市役所ではなく住民団体だった
壁画を要望したのは住民団体のサンドブリッジ市民連盟(Sandbridge Civic League)である。市が給水塔を白く塗り直した後、2026年前半に要望が出された。給水塔が前回塗装されたのは約25年前で、市によれば新しい塗装面のおかげで壁画に取りかかる前の下地処理が少なくて済む。
サンドブリッジ市民連盟のイレイン・フェケテ(Elaine Fekete)会長は市議会宛ての書簡で「これらの交通改善がすでに完了した今こそ、この地域の自然の美しさと沿岸の遺産を映す独自の視覚的ランドマークで、その成果を補完する絶好の機会だ」と記した。書簡が指す交通改善とは、サンドブリッジ・ロード東端区間の車線拡幅と、新設された多目的道である。
デザインはまだ何も決まっていない
市の広報担当者は、壁画の具体的なデザインは決まっていないと述べた。公益事業局(Public Utilities)と文化局(Cultural Affairs)を含む複数の部局が事業を調整し、着工時期も未定である。
実際にはここからが、この壁画の性格を決める局面になる。予算は確定し、面も整っているが、そこに何が載るかは空白のままだ。公募にするか、住民投票にかけるか、委員会が非公開で選ぶか。公共壁画では、この選定手続きのほうが予算規模よりも完成作を左右することが多い。
給水塔は壁画を描く面としては扱いにくい
給水塔は平らな壁ではない。面が二方向に湾曲しているため、地上から意図どおりに見えるようにするには、下絵そのものを歪ませて描く必要がある。鑑賞距離も長い。多くの人はこの絵を歩いて近くで見るのではなく、サンドブリッジ・ロードを走る車の中から見る。そのため給水塔の壁画は、細密な描写よりも遠くから判別できる大きな形と強い色のコントラストに寄りやすい。
高さも作業を変える。地上100フィートを超える場所で塗るにはロープアクセスや高所作業車が要り、工程は風と天候に左右される。給水塔の壁画が珍しい理由であり、市がこれを「初」と呼ぶのが正確な理由でもある。
他の街から見ても参考になる理由
給水塔、防音壁、橋脚、排水ポンプ場、変電所の外壁は、多くの自治体が持つ最大の白紙でありながら、そのほとんどが何も描かれないまま立っている。サンドブリッジが示した道筋は単純だ。住民団体が求め、維持管理のための塗り直しが機会をつくり、既存の地域基金が費用をまかなった。新しい芸術助成制度は必要なかった。
近所にすでに描かれた壁を探したい人はWallscapeのマップで確認でき、自分で撮った壁画はフィードに投稿して記録に残せる。
報道: ステイシー・パーカー(Stacy Parker)記者、バージニアン・パイロット(The Virginian-Pilot)、2026年8月24日。