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シカゴ・ローズランド、地元の十代が描いた「コップハウス」壁画

2026년 9월 6일 오전 01:530

米シカゴ南部のローズランド(Roseland)に開設される「コップハウス(cop house)」の外壁に、地元の十代の顔を描いた壁画が設置された。シカゴ・サンタイムズ(Chicago Sun-Times)によると、ピルセン地区の作家デイビッド・グアナ(David Guana)がデザインし、近くのチャータースクールの生徒たちが自ら描いた作品だ。施設はサウス・インディアナ・アベニュー12020番地にあり、この秋に開所する予定だ。

「コップハウス」とは何か

シカゴ・サンタイムズによると、コップハウスはシカゴ市第9区のアンソニー・ビール(Anthony Beale)市議がキャルメット地区の犯罪抑止のために進めた事業だ。ここでの「コップ(cop)」は地域密着型警察活動(community-oriented policing)の略語である。ウィスコンシン州ラシーンで犯罪率の高い地域に拠点施設を置くプログラムを手本にした。住民はここで地元の警察官と顔なじみになり、職業訓練や就職準備プログラムといったサービスを利用できる。集会の場や、少し立ち寄って休む場所としても使われる。

建物はレンガ造りの2階建て住宅で、所有者は非営利団体シカゴ・ネイバーフッド・イニシアティブ(Chicago Neighborhood Initiative)。同団体が事業を進め、壁画への助成金も出した。

「うちの子たちではだめですか」

壁画の話はコップハウスの準備会議から始まった。シカゴ・サンタイムズによると、会議で地元の子どもたちに壁画を描かせてはどうかという提案が出た際、シカゴ・インターナショナル・チャータースクール・プレーリーの地域学校コーディネーター、ドロレス・ルイス・ビヤルバソ(Dolores Ruiz-Villalvazo)が「うちの子たちではだめですか」と問いかけた。彼女自身がローズランドで育ち、同じ学校に通った人物だ。学校は地区の中心にあるセント・アンソニー・カトリック教会の隣にある。

その結果、同校の美術教師ニコラス・ペサ(Nicholas Pesa)が生徒を集めた。壁画に描かれた十代の大半は昨年度の8年生(日本の中学2年生に相当)だった。

住民が求めたのは、自分たちの顔と地元の店

デザインを担当したグアナはシカゴ・サンタイムズに「私は本物の人、本物の物語を信じる作家だ」と語った。彼は生徒と住民に会い、何を望むのかを尋ねた。返ってきた答えは「公共アートに自分たちのような人がもっと登場すること」と「地元の店が見えること」だった。作品の雰囲気は「前向きで、誇りを感じられるもの」であるべきだった。

完成した壁画には生徒たちの顔とともに、最近亡くなった、生徒たちに慕われていた元学校警備員の顔が描かれた。人物はローズランドの地図の上に配置され、オールド・ファッションド・ドーナツやショーティーズ・メキシカン・グリルといった地元の店の名前が随所に書き込まれている。ペサはピンク、黄、緑の虹の弧で全体を一つにまとめた。

どのように描いたか

シカゴ・サンタイムズによると、生徒と作家はアクリルとスプレーペイントで絵を描いたあと保護コーティングを施し、レンガ造りの家の北側の壁に取り付けた。壁に直接描くのではなく別に描いて取り付ける方式で、学校の内外で多くの人が分担して作業するのに向いたやり方だ。

シカゴ・ネイバーフッド・イニシアティブのシニア・プロジェクト・マネージャー、ドナルド・ヒギンズ(Donald Higgins)は「警察や近隣団体と連携し、職業訓練、就職準備、トラウマ支援といったプログラムを提供する場所にしたい」「要するに地域のための資源だ」と語った。

ストリートアートの視点から

この壁画は、作家が絵を決めてから住民に見せたのではなく、住民の望みを先に聞いてから描いた事例だ。有名人の代わりに地元の子どもと地元の店が描かれたのはそのためだ。警察施設に付く壁画をどう見るかは意見が分かれるだろうが、シカゴ・サンタイムズの報道から分かる事実は、壁に何を描くかを決めたのが生徒と住民だったという点だ。

日本でも学校や公民館の壁画事業は多い。ローズランドの事例のように「誰が描くか」と「何を描くかを誰が決めるか」を住民に返すと、結果が変わる。シカゴ南部でこの壁を通りかかったらWallscapeのマップに登録でき、フィードでは他の都市の住民参加型壁画も見られる。

出典: Chicago Sun-Times, "Roseland cop house mural features the neighborhood that teens want to see"

原文を読むChicago Sun-Times