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アトランティックシティの高齢者29人が描いた壁画

2026년 9월 20일 오후 11:000

描く内容を高齢者自身が決めた

壁画「Seen」は、アトランティックシティの高齢者29人が題材を選び、自ら絵筆を動かして制作した作品である。プレス・オブ・アトランティックシティ(Press of Atlantic City)の2026年9月18日付報道によると、同日、オールバニー・アベニューとボードウォークが交わる場所で公開された。同紙は、高齢者がデザインと彩色を担った市内初の公共壁画と紹介している。

クリエイト48 AC(Create 48 AC)、モザイク(Mosaic)、アトランティックシティ・シニアサービス(Atlantic City Senior Services)が6週間のワークショップを実施した。指導したのは、アーティストのスー・デイリー(Sue Daly)とグレン・テイラー(Glenn Taylor)である。

参加者はデイリーが最初に示した簡単な案を採用せず、好きな活動やプログラムで得られるものを自分たちで挙げた。デイリーはその意見を最終的な図案にまとめた。住民が題材の選択に関わった経緯は、この壁画を鑑賞するうえで大切な手掛かりとなる。描かれた人々が、街に何を見せるかを決めた人々でもある。

肖像と小さなれんがの絵に暮らしが表れる

「Seen」には、美術の授業や運動、文化施設などへの外出、創作活動といった参加者の日常が盛り込まれた。シニアサービスのコンテストで王と女王に選ばれたオーウェン・ゴードン(Owen Gordon)とダイアナ・ラブ(Diana Love)は、トロフィーを持つ姿で登場する。実在する住民の顔が、海辺の公共空間に位置付けられている。

デイリーは得意とするモザイク風の構成に、光沢のある塗料とつや消しの塗料を組み合わせた。同紙によると、異なる質感がきらめきを生むという。中央の木についてデイリーは、活動を続け、友人をつくり、学び続ける高齢者の成長を表すと説明した。

下部には、一人ひとりが描いたれんが形の区画が並ぶ。スティール・ピアのダイビング・ホースの思い出を描いた人もいれば、希望のメッセージや聖書の一節、虹、太陽の光を選んだ人もいた。全体の構図から細部へ視線を移すと、共同制作の中に個人の記憶や信条が残されていることが分かる。

公開の場で街の記憶が語り継がれた

壁画の公開は、住民同士がアトランティックシティの過去を語り合う機会にもなった。同紙は、ある女性がモーズ・チキン(Moe’s Chick’n)の創業者モリス・「モー」・オリバー(Morris ‘Moe’ Oliver)との親族関係を話した場面を伝えている。テイラーは、その店の看板を描いたことを思い出した。

クリエイト48の創設者兼エグゼクティブディレクター、ザック・カッツェン(Zach Katzen)は、高齢者を弱い存在とみなす見方を変え、その経験が街にもたらすものを示したいと同紙に語った。通り掛かった人が祖父母や友人、近隣の人を見つけることも期待している。身近な顔を見分けられることが、作品と地域を結ぶ要素になる。

テイラーは1967年から看板や文字、壁画を描いてきた。同紙が挙げた市内の作品には「I’ve Gotta Be Me」や「Jazz Legends」がある。「Seen」では、その経験が住民の表現を支えた。参加意欲が高く、29人が同時に描けるよう画面を区分したという説明からも、共同作業の様子がうかがえる。

ボードウォークでは全体と細部を順に見る

「Seen」を探す際の目印は、オールバニー・アベニューとボードウォークの交点である。まず肖像や中央の木を見てから、下部のれんが形の絵に目を向けると、集団の物語と個別の表現を続けて読み取れる。

公共アートを巡る人にとって、この壁画は制作過程も鑑賞の一部となる例である。住民は作品に登場するだけでなく、描きたい活動や思い出を選び、実際に制作した。誰が描かれたかとともに、誰が内容を決めたかを考えることで、街の風景に参加する方法が見えてくる。

周辺の壁画はWallscapeの地図で探せる。

出典:Press of Atlantic City

原文を読む— Press of Atlantic City